派遣看護師って自由な働き方ができそうだけど、デメリットがないか気になる人も多いと思います。
自由な働き方がしたくて派遣を始めた私ですが、実際に働いてみると、思っていた以上に“派遣ならではの大変さ”があることに気づきました。
「残業が少ない」「人間関係の悩みは少ない」など派遣のメリットはありますが、
それだけで決めてしまうとちょっと思ってたのと違ったと感じることがあるかもしれません。
そのため、派遣看護師として働く場合は、メリットだけでなく、デメリットを理解してから働くことをおすすめします。
この記事では、私が感じた派遣看護師のデメリット5つと、わたしが派遣で働く理由を正直にお話しします。
- 派遣のリアルを知りたい
- メリットだけでなくデメリットも理解したい
- 派遣の働き方に興味がある
これから派遣を考えている方が「自分に合った働き方」を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
派遣看護師のメリットを知りたい方は、以下の記事も一緒にご覧ください。

派遣看護師のデメリット5選

派遣看護師は正社員に比べると、自分にあった働き方を選べる魅力はありますが、実際に働いてみると「思っていたより大変かも…」と感じるかもしれません。
特に、常勤とは違う契約形態だからこそ感じやすい不安や不便さを感じる場合があります。
ここでは、私自身の経験をもとに、派遣看護師として働くうえで知っておきたいデメリットを5つ紹介します。
①派遣は収入に波があり、ボーナスはない
派遣看護師は基本的に時給制です。
働いた時間に応じて収入が決まるので、契約が終わったり、仕事が空いたりすると収入が一時的にゼロになります。
また、ボーナス(賞与)がないのも特徴です。
派遣は時給が高めに設定されていることが多いですが、その分ボーナスは支給されないため、年間を通して見ると正職員より少ない場合があります。
「毎月決まったお給料が欲しい」という人にとっては少し不安に感じるかもしれません。
でも「働いた分だけもらえる」「無理な残業がない」という面では、メリハリのある働き方ができます。
②契約更新のたびに精神的に落ち着かない
派遣は、契約期間が終わるとその勤務先の契約を延長するか、終了して別の勤務先を探すか検討する時期があります。
自分が契約を延長したい場合でも、勤務先も同じように延長したいと思ってもらえなければ契約が終了になります。
基本、求人が出るのが1ヶ月前なので、探し始めるのはどれだけ早くても1ヶ月前からです。また、求人が溢れているわけではないため、必ず自分の希望に合う求人がすぐに見つからない場合もあります。
特に勤務先を変える場合は担当者との打ち合わせや職場見学などが入るため、契約を更新しない場合、ちょっとバタバタしやすいです。
また、派遣会社を変える場合は仕事をしながら複数の会社とやり取りするのでさらにバタバタ忙しく感じるかもしれません。
派遣会社を変えると有給がリセットされることもあるため、派遣会社を選ぶときは「この会社は長く続けられそうか?」見極めることも大事です。
慣れてくると「次はどんな職場かな?」とワクワクできる部分もありますが、最初のうちは少し忙しく感じるかもしれません。
③ 良くも悪くも職場になじみにくい
派遣看護師は、どうしても期間限定で働く立場です。
そのため、職場のスタッフと関係性を築く前に契約が終わってしまうこともあります。
「派遣さん」として扱われることもあり、少し距離を感じるかもしれませんが、逆に言うと職場の人間関係に深入りしなくていいです。
私は、ほどよい距離感で働ける今のスタイルがとても合っています。必要以上に気を使わなくていい分、仕事そのものに集中できます。
④ 職場によって業務内容の差が大きい
派遣先によって、任される業務の範囲が違います。
「軽作業中心かと思ったら、急性期並みに忙しい!」なんてこともあります。
同じ“派遣”でも、病院・クリニック・介護施設などで求められるスキルが違うため、最初の契約説明を受ける際に業務内容を確認することが大切です。
求人を探してもらうときは派遣会社の担当者とよく相談して、「どんな業務が得意か」「どんな環境を希望するか」を自分の希望を伝えておくと失敗しにくいです。
⑤ 派遣会社を変えると有給休暇がリセットされる
派遣会社のほとんどは6ヶ月所属すれば有給休暇が支給されます。(勤務する日数によって付与される有給休暇の日数が異なります)
配属先が変わったとしても、同じ派遣会社に所属していれば有給休暇が引き継がれて付与されますが、派遣会社自体を変えると、それまでに貯まった有給がリセットされます。
長期的に派遣を続けるつもりなら、所属する派遣会社を1つに絞ることで有休を活用できます。
それでもわたしが派遣看護師を続ける理由

ここまで読むと、「派遣って不安定だな」と感じる方がいるかもしれません。
派遣看護師にはデメリットもありますが、それでも私は派遣という働き方を続けたいと思っています。
なぜなら、そこには常勤で看護師していると得られない自由さと心の余裕があるからです。
ここからは、私が派遣を続ける理由を、リアルな気持ちを交えてお話しします。
看護師以外の仕事にも挑戦できるから
派遣は勤務時間や契約期間を自分で調整できるので、副業や勉強、資格取得などに挑戦しやすいです。
わたしは週3日看護師をしていますが、それ以外にWebデザインの仕事をしています。
また、このブログの記事を書いたり、英語や韓国語の語学の勉強や、他に勉強したいことも多く派遣の働き方にすることで、たくさんのことに挑戦できています。
常勤で働いていると寝る間を惜しんでやらないと時間が足りませんでしたが、派遣として働き方を変えることで時間を確保しつつ挑戦できる環境で仕事をできています。
契約期間が決まっているから気が楽
「この職場は3ヶ月だけ」と期間が決まっていると、人間関係や職場の雰囲気に合わなくても気持ちが軽くなります。
嫌なことがあっても、「あと少しで終わる」と思えることで気持ちを切り替えやすくストレスが溜まりにくいです。
人間関係や業務内容など、実際に働いてみないとわからないことはたくさんあります。最初は良さそうと思っても、働いていくうちにストレスに感じることは少なくないです。
しかし、「もし嫌なことがあったとしても、この期間さえ頑張ればいいし」と思えることで気が楽になるため、派遣の働き方が自分にあっていると思っています。
業務以外の仕事を割り当てられることがほぼない
業務以外の委員会や勉強会、事務仕事などは業務時間内にすることが難しく、残業は確定でした。
しかし、派遣として働くと委員会や勉強会など業務以外の役割を割り当てられることはないに等しいです。
わたしが常勤で働いていた時、教育や安全、スキンケアの委員会やチームリーダーなど、普段の看護業務以外の仕事が毎年割り当てられて残業も多かったです。
特に、教育委員のときは資料作成で消灯まで残業したり、家に持ち帰って作成したり、業務時間外も仕事をしないといけない時もありました。
派遣になってからは、業務以外の役割を割り当てられることはないため、資料作りや集計など事務作業はありません。
また看護の業務そのものに集中できるため、余裕を持って仕事ができます。
煩わしいラダー教育や年間目標がなく、自分のペースで働ける
派遣看護師は「ラダー評価」「年間目標」「人事面談」などがないため、評価や昇進を意識せず、自分のペースで看護師を続けられます。
そのため、昇進することを目標にしている場合、派遣の働き方は向いていません。
しかし、昇進することを特に重視していない、現場で看護業務をしたいと思う人にとっては派遣の働き方は選択肢の一つになります。
年間目標やラダー評価に毎年負担を感じていたのですが、派遣として働くようになってからは負担が減って、現場でたのしく看護の仕事ができています。
デメリットを理解すれば、派遣はもっと自由に働ける

派遣看護師の働き方は、確かにデメリットもありますが、仕組みを理解したうえで働けば、自分らしく無理のない働き方を続けられます。
わたしも「自分のリズムを大切にしたい」という思いから派遣を選び、始めは不安もありましたが、今ではこの働き方が自分に合っていると実感しています。
看護師の働き方は、正社員やパートだけでなく、働く場所も含めて多くの選択肢があります。
環境が変わるだけで働きやすさも大きく変わるからこそ、「自分に合った働き方」を知ることで看護師を楽しんで長く続けられると思いました。
もし今の環境に少しでも迷いがあるなら、まずは情報収集をしてみるだけでも、気持ちが軽くなるかもしれません。
