効率よく働くためにはまず情報収集の方法を見直すことから始めよう

早く出勤してるのに情報収集の時間が足りないと困ってる方はいませんか?

効率のいい情報収集は患者さんのケアの質を高め、業務の効率を上げることにつながります。

情報収集が間に合わないと不安で、早く出勤して情報収集する看護師もいるようですが、できれば始業前の残業をせずポイントを抑えた情報収集をしたいですよね。

この記事では、効率よく業務するための情報収集の方法について、体験をもとに解説します。

情報する項目を簡単にまとめた一覧のテンプレートもご用意したので、ぜひ参考にしてください。

  • 何を情報取るべきかわからない
  • 情報収集に時間がかかっている
  • 効率よく仕事をしたい
目次
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効率よく情報収集するメリット

情報収集は看護の基本です。情報収集を効率よくすると業務効率が上がるため以下のメリットがあります。

  • 看護の質が上がる
  • 残業が減る
  • 人間関係が円滑になり働きやすくなる

看護の質が上がる

効率よく情報収集すると時間短縮ができた分を業務に時間を使えるため、患者さんのケアの時間を増やすことができます。

また、必要な情報を取り忘れずアセスメントできるため、患者さんの変化に気づくことができ早期対応ができるようになるでしょう。

また、急変時も迅速な対応やあらゆるケースにも柔軟に対応できるようになり、看護の質が上がるでしょう。

残業が減る

効率よく情報収集できると、もう一度情報を見直したりするなど無駄な時間を減らすため出勤前の残業を減らすことができるでしょう。

また業務の効率が上がるため、スケジュール通り業務ができれば残業を減らすことができるしょう。

人間関係が円滑になり働きやすくなる

効率よく情報収集できると、業務効率が上がるほか、スタッフ間のコミュニケーションも円滑になります。

人間関係を良くすることに繋げることができると、仕事する上で嫌な態度を取られにくくなり働きやすくなるでしょう。

嫌な態度を取られない働き方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

効率よく情報収集するための準備

情報収集は闇雲にしても時間がかかるだけです。

効率よく情報収集するには、準備をしておくことが大切です。

  • 病態生理を勉強する
  • 情報収集する内容を整理する
  • 情報収集する順番を決めておく

それぞれ詳しく解説します。

病態生理を勉強する

病態生理は患者さんの状態を知ることにつながるため、勉強は必要です。

病態整理を理解していると情報収集するべきポイントを抑えることができ、無駄に情報を取りすぎることを防ぐことで時間の短縮につながります。

また、今後の治療の流れを予測できることで、必要とされるケアや業務を先回りして考えることができ業務の効率につながるでしょう。

情報収集する内容を整理する

情報収集する内容は前もって整理しておきましょう。

検査結果や患者さんの状態などで、必要な情報に多少変動はありますが、基本的に必要とする情報は決まっています。

情報収集する内容を頭の中で整理できる場合はいいですが、急いでいるときは落ち着いて情報が取れないことがあるかもしれません。

おすすめとしては、取るべき情報のリストを作っておくと情報の取り忘れを防ぐことができるでしょう。

情報収集する順番を決めておく

順番を決めた情報収集は、必要な情報の取り忘れを防ぎ、カルテ内をあちこち探すことがなくなるため情報収集する時間を短縮することができます。

また、順番に情報を収集すると患者さんの状態を頭で整理でき、優先順位が考えたケアを実施できるようになります。

効率よく正確に情報収集するためには順番を決めておくことをおすすめします。

情報収集でとるべき情報

情報収集する内容は人それぞれ個人差はあるでしょう。

しかし、最低限取っておくべき情報は抑えておく必要はあります。

情報収集する内容は以下の3つのカテゴリーにわけて考えていきます。

  • 基本情報
  • 疾患について
  • 治療について

最低限必要であろうと考える情報収集の項目について順番に解説していきます。

基礎情報

基本情報は一番重要な情報になります。

わたしは基本情報の中でも以下を最優先して情報収集していました。

  • キーパーソン
  • 急変時のコード
  • ADL
  • 引き継ぎ必要な事項

キーパーソン

キーパーソンは病状説明を受ける中心となる中心人物です。

急変した際、病状を説明するためキーパーソンに連絡しますが、緊急時はカルテをゆっくり見ている時間はありません。

そのためキーパーソンを把握しておく必要があるでしょう。

急変時のコード

状態が安定していても、急変が起こる可能性はゼロではありません。

いつ起こるかわからないからこそ、緊急時に備えて情報収集しておく必要があります。

急変はカルテがそばにない状況でも起こる可能性があります。

また、緊急時にカルテをゆっくり確認している時間はないため、急変時の対応はどうするのかコードを必ず情報収集しておきましょう。

ADL

入院前のADLを知ることで、日々のケアで介助がどれぐらい必要とするかアセスメントでき業務効率にもつながります。

また現在とどのような変化があるか把握するためにも、情報収集しておく必要があります。

引き継ぎ必要な事項

患者さんに関する共通認識しておくことや治療以外で申し送りが必要なことは、チーム間での情報共有、看護の統一や患者さんとの信頼関係を築くためには必要な情報です。

カルテの掲示板やメモなど院内で決まっている申し送りの記載情報は必ず取っておきましょう。

疾患について

疾患について経過を全て取っていると時間がかかります。

一番情報収集について時間がかかるところかもしれません。

主に以下の情報を取りますが、その中でもポイントを抑えて情報を取ります。

  • 現疾患
  • 既往歴
  • 検査結果

現疾患

入院になった疾患はもちろん、「受診することになったきっかけ」「診断に至った検査」など入院初日について情報を収集します。

既往歴

また既往歴は現疾患や入院中に使用する薬剤や療養の経過を左右する場合もあるため、情報収集しておかなければなりません。

検査結果

採血検査については全ての項目を取る必要はありません。

まずは、全体的に検査値を見て異常値がないか確認をします。疾患の治療評価に必要な項目については値に関係なく情報として抑えておきます。

採血検査の情報収集で大事なことは、前回の結果と比べてどうか(上昇、下降、横ばい)を情報収集するかが大事です。

画像などの他の検査に関しても前回に比べてどうか、正常との違いを情報収集することが大事です。

疾患については、病態生理を理解していることが前提になります。

治療について

疾患まで情報収集したら、現在入院している経過について情報収集します。

  • 経過表
  • 薬剤の内容
  • 予定している検査、治療
  • リハビリの状況

経過表

経過を確認するときは一覧なっている経過表から情報を取ります。

バイタルの変動が見やすく、状態が悪くなっている日があればピックアップしやすいからです。

経過表はバイタルの他にもINOUT量や食事量など様々な情報が詰まっているため、患者さんに関する情報がほとんど通ることができます。

薬剤の内容

点滴、内服に使用している薬剤はどんな治療をしているかを把握することができます。

既往歴によっては使用できない薬剤や時間指定が決まっている薬剤など注意する薬剤もあるので、情報収集でメモしておくと急いでいる時でも確認することができるでしょう。

薬の内容がわからないようであれば検索して調べる必要もあるため、情報収集に時間がかかる場合もある項目です。

予定している検査、治療

当日に予定している検査や治療は、業務の優先順位を考えるために情報収集する必要があります。

また、翌日以降に予定されたもので準備が必要があれば、スケジュールに入れて業務を行わなければならないため情報を取っておく必要があります。

リハビリの状況

リハビリは全員しているわけではありませんが、担当患者さんがリハビリしていれば情報収集、業務中のケアでどれだけ介助を必要とするか把握できます。

ケアの優先順位や他スタッフのヘルプを必要とするか業務スケジュールを考えるために必要な情報が取れるためリハビリ記録をみて情報を取りましょう。

効率いい情報収集とは

情報収集でとる内容を整理できたら、効率よく情報をとる方法を解説します。

効率よく情報をとる方法は以下になります。

  • 情報収集する時間を決めておく
  • 優先順位を考えて情報収集する
  • 自分用の情報収集一覧表をつくる
  • カラーペンの使用しない

情報収集する時間を決める

時間を決めずに情報収集していると、必要以上に時間を使ってしまいます。

薬剤やケアの準備など業務前の準備が一切できないまま勤務時間になってしまうと、業務の効率を下げてしまう可能性があるでしょう。

効率よく情報収集するためには「情報収集は何分間する」「タイマーをセットする」など時間を決めておきましょう。

時間を決めておくことで、他の業務に影響を与えずに必要な情報を収集をすることができます。

優先順位を考えて情報収集する

急変が予想されたり、担当の患者さんの状態が悪くすぐに対応が必要な場合は、情報収集の時間が確保十分にできないこともあります。

全ての情報を取ろうとすると時間がかかるため、優先順位をつけておくと必要な情報を素早く取ることができるようになります。

自分用の情報収集一覧表をつくる

情報収集する内容の一覧をつくることで、情報の取り忘れを防ぐことができるでしょう。

また情報が整理されていることで収集した情報を見つけやすく、効率よく業務を行うことにつながります。

以下は、必要最低限の項目を一覧にまとめたものですので、ぜひ参考にしてください。

使用したい方は、ダウンロードボタンをクリックするとPDFをダウンロードできるようになっています。

カラーペンを使用しない

ポケットがパンパンにして、蛍光ペンやカラーペンをたくさん持っている看護師もいるでしょう。

カラーペンの使用方法は人それぞれ違いますが、個人的には情報収集の際にたくさん色を使うことはあまりおすすめしません。

理由としては、たくさんの色を使うと何が重要な情報であるかがわかりにくくなってしまう可能性があるからです。

また、情報によって色を変えようと考えている場合、色の選択やどの色が何をあらわす情報なのか、自分の中で整理・定着するまでかかり業務効率の低下につながるかもしれません。

使用するペンは3色ボールペンと油性ペンぐらいで十分ではないかと思います。

コラム:めんどくさがりナースのはなし

わたしも看護師を始めた頃は何色か蛍光ペンを使ったりしてました。

しかし、色々持っていても邪魔だと感じたり、どこかにおきっぱなしにしてなくしてしまったり、いろんな理由で徐々にペンが減っていき最終的には黒ボールペンと油性ペンの2本に収まりましたが、業務に困ったことはありません。

色がたくさんあるとごちゃごちゃしているように見えてしまうわたし自身の問題もあるので、たくさんペンを使った方が効率が上がるなら使う方が良いでしょう。

まとめ:業務効率を良くするなら効率いい情報収集をしよう

情報収集は効率よく業務をこなすために重要です。

効率いい情報収集は、業務効率を上げるほかにも人間関係にもいい影響を与えてくれるかもしれません。

看護の基本である「患者さんを知る」効率のいい情報収集を始めましょう。

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