救急看護はきつい?向いてる人、向いていない人の3つの特徴

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救急は特殊な場所なので、興味はあっても自分に向いてるのか気になる人いますよね。
この記事では救急で求められること、向いてる人、向いていない人について解説します。

おさちん

この記事でわかること
・看護師に求められること
・救急の看護師が求められること
・救急に向いてる人、向いていない人

救急外来・病棟を経験してきたわたしが、経験談を基に解説します。救急看護へ一歩踏み出すための参考として、ぜひ最後まで読んでください。

目次
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看護師に求められること

看護師に求められることは多くありますが、大きくは3つあります。

  • コミュニケーション
  • 責任感
  • 体力

看護師が仕事する上で求められる基本になります。詳しく解説していきます。

コミュニケーション

看護師はコミュニケーションの仕事だと言っても過言ではないです。
看護師は医療者同士だけでなく、患者やその家族など誰かと誰かの架け橋になるような会話が多いです。人と人を繋ぐコミュニケーションは誤解が混じることもあり、トラブルを起こす原因にもなりえます。

どれだけ寄り添ってコミュニケーションをとれるか、どれだけ的を得て報告できるのか。連絡、報告、相談は必要なタイミングでできているか。トラブルの発端はコミュニケーションであることが多いので、コミュニケーション力は看護師にとって重要です。

責任感

看護師はバイタルサインや症状のアセスメントや、薬剤投与など命を預かる仕事です。
指示を出すのは医師ですが、最終実施するのは看護師です。誰かに言われたからではなく、自分の行動に責任感を持って業務を行わなければなりません。

体力

看護師は基本的に夜勤がある仕事です。寝る時間に働かなければいけないことはエネルギーを使います。朝に勤務が終わりそこから睡眠をするため、睡眠時間を間違えると昼夜逆転することも。また、体位変換、清拭や入浴、車椅子移乗などの介助は重量を伴うため看護師に体力が求められます。

救急看護師に求められること

救急で働く看護師には、プラスして以下のことが求められることがあります。

  • 素早さ
  • 知識
  • 判断力

救急看護師に求められることは多くありますが、特に求められる3点を順番に解説してきます。

素早さ

救急では、緊急入院や急変がいつ起こるかわからない部署です。後追いしてると時間通りに業務が終わりません。常に先読みすること、マイペースになりすぎず業務を素早くこなせる力が求められます。

知識

一般病棟ではメインの診療科が決まっていることが多いですが、救急では診療科は関係なく、なおかつ重症な方が多いです。さまざまな診療科の病態整理から重症管理まで幅広い知識を求められます。

判断力

救急では、急変や緊急入院が多く、タイムスケジュール通りに進まないことがほとんどです。患者の状態も外来・病棟の状況もコロコロも変わる中で、安全に業務を進めなければなりません。今何をするべきか常に考えて動ける判断力が必要となります。

救急に向いていない人

自分は救急に向いていないのかな?と気になる方もいるかもしれませんが、正直救急に向いていない人なんていません。しかし以下の3点が苦手な場合は救急で働くのが難しいかもしれません。

  • 急かされるのが苦手
  • 血液や外傷を見るのが苦手
  • 人前で発言のが苦手


詳しく紹介していきます。

急かされるのが苦手

業務量が多く、急に何かが起こることが多いので、先読みして行動する人が多いです。緊急時のために余裕を持っておきたい方は、緊急時じゃないときもテキパキ動きます。時間があるときは自分のペースで進めたいと思っている場合はせっかちに感じるかもしれません。

また緊急時は様々な指示が飛んだり、準備したり、処置したり、たくさんの声が飛び交うので急かされることも少なくありません。そんな状況で慌ててしまったり緊張してしまう方は救急が苦手に感じるかもしれません。

血液や外傷を見るのが苦手

救急では事故や怪我で来院することが多いです。重症な場合来院時の時点で多量出血や緊急処置を行い臓器を見ることもあります。多量の血液や外傷、臓器を直接見ることが苦手な場合は救急で働くのは難しいかもしれません。

人前で発言のが苦手な人

緊急時はたくさんの声が飛び交いますが、そんな中で自分がやったことや必要な物品があればきちんと伝えなければなりません。時には指示を出さなければいけないときもあります。

人前で発言すること、大きな声を出すことが苦手な場合は少し大変だと感じるかもしれません。

「ちょっと苦手」や「続けてれば慣れてくる」場合は大丈夫ですが、絶対無理だと思う場合や、拒否したい場合は救急で働くことが難しいかもしれません。

救急に向いてる人

救急に向いていない人で紹介した内容が苦手じゃなければ救急で働くことができますが、さらに、こんな人だと救急に向いてます。

  • 気持ちの切り替えができる人
  • 体力に自信がある人
  • 好奇心旺盛な人

詳しく紹介していきます。

気持ちの切り替えができる人

救急は緊急の患者が多くいるので、急変し状態が悪くなる方もいれば、重症のため受診後すぐに亡くなる方もいます。様々な状況や忙しさに疲れることも多いですが、仕事モードを引きづると疲れが取れません。

仕事とプライベートのON/OFFがはっきりしている、仕事の心配や悩みを引きづらず自分のストレス解消法を理解している人は救急に向いています。

体力に自信がある人

看護師自体、体力がないと難しいですが、救急では24時間関係なく搬送や緊急入院があるので、休まる時間はほぼなく昼夜問わず忙しくアドレナリンが出っ放しの状態です。

重症患者の場合、鎮静剤を使って呼吸器管理している場合が全身の力が抜けている、点滴を多く投与して体重が増加してるなどが理由で介助に力が必要になります。

また状態が不安定の患者さんが多くいるため、いつ急変するかわからない状態です。そのため緊急で夜中でも処置が始まることもあります。いつ緊急なことが起こるかわからない状態なので常に緊張した状態なので、思っている以上に体力が必要です。

好奇心旺盛な人

救急では経験していないことや新しいことに直面することが多くあります。それは業務範囲がかなり広いため数年ではまだまだ経験できていないことが山ほどあるからです。どんな場面に遭遇しても前向きに取り組める姿勢を持つことが救急では求められます。少しでも知らないことがあったら調べる・勉強する、経験ないことに興味を持つなど、好奇心旺盛で関心が強い人は、さまざな経験ができる救急に向いています。

救急のために部屋を確保しているため、落ち着いている時もあります。しかし忙しい時は何件も連続で入院が来たり、患者さんの状態もさまざまです。求められることは多いですが、勉強になることもたくさんあります。

救急に向いてる人、向いていない人まとめ

救急は一般病棟に比べると重症患者が多いため、特殊な場所で難しく大変なイメージがあるかもしれません。たくさんの器械を装着している患者も多く、重症管理が必要なため難しく考えてしまうでしょう。

しかし、看護師としての関わりとして特に差はありません。救急に向いてる人、向いていない人を以下にまとめました。

救急に向いてる人

  • 気持ちの切り替えができる人
  • 体力に自信がある人
  • 好奇心旺盛な人

救急に向いていない人

  • 急かされるのが苦手
  • 血液や外傷を見るのが苦手
  • 人前で発言のが苦手

まとめ

今回救急に向いてる人、向いていない人について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

救急に向いていない看護師なんていません。やる気があれば誰でも働くことができます。しかし、向いていない人で紹介した内容が苦手な場合、救急で働くことをしんどいと感じることもあるでしょう。

救急に興味がある人にとって、今回の記事が救急へ挑戦する一歩になれば嬉しいです。
看護師は様々な働き方があります。看護がたのしいと思える場所で活躍できることを応援しています。

このブログを運営者

おさちん

看護師経験10年以上。終末期、救急を経験。
勉強嫌いなわたしが学生時代にした勉強方法や実習生活、看護師になって経験したことなど、今まで経験したことが”ちょっと”でも誰かの役に立てたらと思い発信しています。

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