看護学生必見!実習・国試で活かせる事前学習のまとめ方とノートづくりのコツ

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事前学習のノートをつくるなら、実習で役に立つノートにしたいですよね。
けど、どんなノートだったら役に立つのかわからなくないですか?

正直学生の頃のわたしとって事前学習は、課題が増えた感覚があり、ただ教科書を写してただけなので、実習のときに見返したわけでもなく、役に立ったかと言われると疑問です。

看護師になってから勉強してるときに、「学生の頃に事前学習でもやったな」なんてことが何度もあり、あの時もっと見やすくまとめていたらとこんな無駄な時間なくせたかもと後悔しました。

看護師を目指す看護学生さんが、わたしと同じ経験をしないために、事前学習のノートづくりのメリットとノートのまとめ方を紹介します。

この記事を読むと解決できること
・事前学習をまとめるとどんなメリットがあるの?
・事前学習にまとめる内容がわからない
・どんなふうにノートをまとめたらいいかわからない

目次
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事前学習の目的とメリット

事前学習の1番の目的は、実習のために備えるためです。
しかし、それだけではありません。

事前学習のノートをまとめる目的とメリットは以下になります。

  • 実習を円滑に進められる
  • 国家試験対策の勉強に役立つ
  • 今後看護師として仕事する上での参考書代わりになる

詳しく解説していきますね。
今後の自分のためにも知り、事前学習ノートづくりの目的とメリットを知っておきましょう。

実習と円滑に進められる

患者さんの滞在日数が短くなっている今、受け持ってもすぐに退院や転院で受け持ちが変わる可能性があります。新たに受け持った患者さんの勉強を一からするのは大変ですよね?

ノートにまとめておくと実習中にすぐに見返すことができ患者さんと関わることができます。また記録を書く際にいろんな教科書を広げたりしなくても書き進めることができるため、時間に余裕ができます。

国家試験対策の勉強に役立つ

専門学校では授業のカリキュラム上、実習が終わって数ヶ月したら国家試験の受験日です。国家試験勉強の際に、また一から病態整理を勉強していては時間が足りません。

事前学習のノートは要点をまとめているため、教科書を広げて探す時間を省けます。

今後看護師として仕事する上での参考書代わりになる

働き始めると、学生のときには担当することがなかった疾患や看護技術について勉強しなければなりません。また日々医療が進歩しているため勉強は尽きませんし、莫大な量です。

実習のときに担当するような基礎疾患を、看護師になって一からまとめているようでは、勉強が追いつきません。看護師になってからもまとめたノートが使えるようにつくることは、看護師になってから大いに助かります。

ノートにまとめる内容

目的がわかったところで、どんな内容をノートにまとめるのか紹介します。

  • 病態整理
  • 検査内容、結果
  • 治療
  • 症状(疾患による、治療による症状)
  • 看護

詳しく説明していきます。

病態整理

  • 解剖生理(臓器の構造、機能)
  • 疾患が起こる原因(危険因子)
  • 疾患が起こるまでの流れ(疾患になるまでの流れ、機序)
  • 疾患が起こったときの症状

解剖生理は図やイラストを使うようにしましょう。文字にするより視覚的に理解しやすいです。

検査内容

  • 採血検査
  • 画像検査(レントゲン、CT画像、MRIなど)
  • 生理機能検査(心電図、超音波検査、肺活量、脳波など)
  • 病理検査

など、各種検査の正常な範囲、異常に値する範囲をまとめておきましょう。

採血検査では、一般採血の検査値以外の疾患の診断に必要な検査値が何かまとめておきましょう。

治療

  • 点滴治療
  • 内視鏡治療
  • 放射線治療
  • 手術

など、治療の内容、合併症についてまとめましょう。
治療によっては安静にするために薬剤を使用することもあります。使用薬剤や副作用についてもまとめておきましょう。

手術では、ドレーンを挿入することもあります。どんなドレーンが挿入されるのか、どんな役割のために入れるのか、色や正常、量の正常と異常もまとめておくことをオススメします。

おさちん

疾患については、教科書以外に診療ガイドラインでも勉強こともできますよ。ネット検索で見ることができるものもあるので、ノートをまとめるときの参考にしてください。

診療ガイドラインとは、さまざまな健康に関連した課題に対して、エビデンス(科学的根拠)などに基づいて最適と考えられる治療法等を提示する文書のことです。[1]

引用元:診療ガイドラインの定義|Minds ガイドラインライブラリ

看護

  • 治療前もしくは治療後、何か症状があったときどう対応するのか
  • 症状を緩和する方法は何があるのか

基礎看護技術の教科書以外にも、症状看護をまとめた本も参考になります。

ノートづくりのポイント

教科書や参考書を写すようなノートづくりはやめておきましょう。自分の言葉にして理解している状態で、まとめることが大事です。

ノートをつくるときのポイントは以下の5点です。

  • わかりやすい言葉や箇条書きで書く
  • 図・イラスト、表を使って見やすくする
  • 余白を持って書き込みスタイルにする
  • 探すのに手間を取らないようにする
  • カラフルな色を使わない

わかりやすい言葉や箇条書きで書く

教科書や参考書はかしこまった言葉を使って難しく書かれています。自分が理解できる簡単な言葉にしてまとめることで見返しても理解しやすいし忘れにくいです。

わたしは教科書に書いてることを何度読んでも理解するのに時間かかる学生でした。そんなわたしが教科書を理解するときにいつもやっていたことは自分への言い聞かせです。

「これは〇〇てこと、だから△△になる。それからこうなって…」と自分の言葉にして、自分自身に教えるように読んでいました。頭の中で整理されて理解しやすくなるのでぜひオススメです。

文章だと読むのが苦手な場合は、箇条書きにすると押さえるべきポイントが一目でわかります。

教科書や参考書を写すことは理解したことにはなりません。写すならわざわざノートにせず、教科書を見ればいいだけです。

図・イラスト、表を使って見やすくする

解剖生理は文章で説明すると、想像して理解するまでに時間がかかるので、図やイラストにして見たまんま理解できる方法をオススメします。図やイラストを自分で書くのが苦手な人は、イラストをコピーするなどしましょう。

文章で説明するのか、イラストや表など見た目でまとめるのか、自分が理解しやすいやり方でまとめましょう。

検査値やポイントをまとめたいときは表にすると見やすくなります。

余白を持って書き込みスタイルにする

ノートをまとめるときは少し余白をつくっておきましょう。

事前学習はまとめるだけではなく、実習で指導されたこと、調べたことを随時追加してこそ完成します。
追加する内容がポイントになることも多くあります。追加できる余白をつくっておきましょう。

探すのに手間を取らないようにする

インデックスを貼ってすぐに見つけられるようにしておきましょう。

ノートをペラペラめくって探す時間は本当に無駄な時間です。ノートをまとめるだけでなく、使うときのことも考えてノートをつくりましょう。

カラフルな色を使わない

何色も使ったカラフルなノートにすると、何が大事なのかよくわからなくなります。
色なるべく少なく、多くても3色(黒、赤、青)と蛍光ペン2種類くらいがベストです。

  • 最初にまとめる時:黒ペン大事なところは蛍光ペン
  • 実習中に指導された内容や、先生からの助言など追加を書き込むとき:赤ペン
  • 自分が調べたことを追加で書き込みするとき:青ペン

実習では指導者さんや先生から赤ペン、赤ペンへの修正や追加するときは青ペンを使いますよね?

色分けをすることでどんな意味があるのか統一できます。

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まとめ

看護実習の事前学習ノートのまとめ方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

わたしは事前学習をまとめるとき、とりあえずやらなきゃ。と思ってやったので、後々見たときにわからなくて、国家試験勉強のとき、看護師になった後、何度もノートをつくることになりました。

実習のときにわかりやすくまとめていれば、何度も手間なことをせずに済んだのにと後悔しました。

これから看護師になる目標を持っている看護学生さんがそんな無駄な時間を過ごさないために、ノートのまとめ方のコツを知って、使い続けられるノートづくりをしてほしいと思います。

引用:
[1]診療ガイドラインの定義|Mindsガイドラインライブラリ

このブログを運営者

おさちん

看護師経験10年以上。終末期、救急を経験。
勉強嫌いなわたしが学生時代にした勉強方法や実習生活、看護師になって経験したことなど、今まで経験したことが”ちょっと”でも誰かの役に立てたらと思い発信しています。

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