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今日のお題【良好な人間関係をつくるため】のコミュニケーション方法について話をします。
この記事では次のことを学べます!
・良好な人間関係を築く方法
・ポジティブな会話の効果
・ネガティブをポジティブに変える方法
看護師は毎日あらゆる人とコミュニケーションをする仕事ですよね。
ネガティブな言葉ばかり使って相手に伝えていたり、
ネガティブなことを言われて落ち込んだり、そんな経験はないですか?
コミュニケーションは使う言葉によって相手への伝わり方が変わります。
ネガティブなコミュニケーションは嫌な気持ちになったり、させてしまったり関係性を悪くさせてしまいます。
そこで良好な関係を築くために【リフレーミング】という方法を使ったポジティブなコミュニケーションについて解説していきますね。
ポジティブなコミュニケーションで周りの人たちとの関係性をグッと良くしてみませんか?
リフレーミングについて知ろう
良好な人間関係をつくるにはリフレーミングの方法を知る必要があります。まずはリフレーミングとは何かを知っていきましょう。
リフレーミングってそもそも何ですか?
簡単にいうとリフレーミングとはポジティブな言葉に変えるための方法だよ。詳しく解説していくね。
リフレーミングとは
リフレーミング(Reframing)とはコミュニケーション心理学の言葉です。
単語の意味は「Re:再び、反対」「framing:枠組み」で、言い換えると「枠組みを転換(反対)させる」ということですね。
つまりある出来事について違う視点や考え方を持つことです。
わかりやすい状況でいうと、時間まで残り10分のときに「あと10分しかない」と思うのか「まだ10分ある」と思うのか、同じ10分でも視点や考え方次第で変わりますよね。
後輩や学生など人材育成のための指導場面や、上司や先輩などから指導を受ける時など、
このリフレーミングを取り入れることで良好な関係性を築くコミュニケーションができるようになりますよ。
ポジティブシンキングとの違い
ポジティブに考えるんだけどポジティブシンキングとは少し違います。
ポジティブシンキング:単純に前向きに考えること、楽観的とも言える
リフレーミング:出来事について受け入れた上で違う考え方もする
【例1】
・何か失敗してしまったとき
ポジティブシンキング
「失敗したけど、まあしょうがない。そんな時もあるよね」
リフレーミング
「失敗はしたけど、今回のことで勉強できて自分の成長になった」
【例2】
・自分と反対な意見を持っていて自分のすることを批判する人がいる
ポジティブシンキング
「考え方が合わないんだな。なるべく関わらないでおこう」
リフレーミング
「自分の意見をしっかり教えてくれる人だな。違う意見を知れてよかった。」
こんな感じでなんとなく違うのが伝わりますか?
ポジティブシンキングは少し楽観的な部分があるけど、リフレーミングは違う視点から見る・自分の考え方少し変えて表現します。
新しい価値観も取り入れてみた結果、感情や考えをポジティブに変えていく方法がリフレーミングですね。
リフレーミングの効果
リフレーミングを使ったコミュニケーションをすることでどんな効果があるのでしょうか?リフレーミングを使うことで得られる効果は次の5つです。
- モチベーションの維持する
- ストレスの軽減をする
- 自己肯定感のアップさせる
- 思考の柔軟性をアップさせる
- 良好な人間関係を築く
1. モチベーションの維持する
ポジティブな言葉は、人を前向きにさせてやる気を出す効果があるんですよ。
例えば指導を受けるときにネガティブな言葉で注意ばかりされたり、
ネガティブな考えばかりしているとやる気なくなってしまいますよね?
指導する側はポジティブな言葉で指導をすることを心がけるようにし、
指導を受ける側もリフレーミングでポジティブに受け取ることで、モチベーションを維持できますね。
2. ストレスの軽減をする
ネガティブな言葉はどうしても気持ちをナイーブにします。
落ち込んでしまうし、思考がネガティブになってストレスを与えてます。
ポジティブな言葉は人を楽しませて、笑顔にするし、人を明るくさせますよね。
笑うことはストレスを軽減にもつながりますよね。
リフレーミングを使ってポジティブに、ストレスを溜めないようにしましょう。
3. 自己肯定感のアップさせる
ネガティブな言葉は否定された気持ちになって自己肯定感が下がりますよね。
言葉をリフレーミングすることは尊重され認められた気持ちになり自己肯定感を高めます。
例えば指導を受けるときにネガティブに否定され続けたら「自分は全然できない」と自己肯定感が下がりますよね。
自己肯定感が下がることで自分に自信が持てなくなり、やる気も出なくなって悪循環です。
ポジティブな言葉で自己肯定感をUPさせましょう。
4. 思考の柔軟性をアップさせる
リフレーミングを続けているといろんな視点から状況を見ることができるようになり、考え方の幅が広がって
思考に柔軟性が出てきます。いろんな思考を持つことはコミュニケーションの幅を広げることにも繋がりますよ。
5. 良好な人間関係を築く
リフレーミングを使ってポジティブなコミュニケーションをすることで
人を前向きにさせることができます。
ポジティブなことを言われて嫌な気持ちになる人はいないですよね。
リフレーミングを使うことで、柔軟な思考力を持つことができ、また相手の気持ちを考えて会話ができるようになり
円満な関係をつくることができます。
ぜひリフレーミングを使ってみましょう。
リフレーミングの方法
良好な人間関係のためにリフレーミングが必要な理由がわかりましたね。
次はどうやってリフレーミングしたらいいか方法を見ていきましょう。
- 言葉をリフレーミング
- 視点をリフレーミング
- 状況をリフレーミング
言葉をリフレーミングする
自己紹介を例に言葉をリフレーミングしてみますね。よくある長所と短所ですが、視点を変えただけで表裏一体です。長所は短所もなるし、短所は長所にもなりえます。
- せっかち→素早い、行動力がある
- のんびり、マイペース→コツコツじっくりやる
- 厳しい→責任感がある、向上心がある
意味合いは一緒だけど、言葉が違うとポジティブなイメージに変わりますよね。リフレーミングした言葉を使った会話をリフレーミングしてみます。
あの先輩せっかちだよね。→あの先輩仕事早いよね。
〇〇さんマイペースすぎない?→〇〇さんきちんと仕事こなしてくれるよね。
あの先輩厳しすぎる→あの先輩、責任感強くて頼れるよね
転換すると伝わるニュアン変わったと思いませんか?会話するときは言葉をリフレーミングしてポジティブにしてみましょう。
視点をリフレーミングする
同じ出来事でも悪い点ばかりじゃなく、視点を変えて良い点にも着目してみましょう。悪い点ばかり見てるとネガティブになってしまいます。
また相手の立場になって想像してみることも違う視点から考えることができます。
もし自分がその立場だったら・・・を想定してみましょう。大事なことは一方向からではなく、違う方向から見ることです。いろんな角度から状況を把握することでいろんな点に気づくことができますよ。
状況をリフレーミングする
悪い状況ばかり考えるのではなく「どうすればもっとよくなるか」「次回のためできることはなにか」前向きな思考をもって状況が良くなるように考えるようにしてみましょう。
例えば、緊急時など咄嗟のときは動けなかったり、うまく指示を伝えられない、冷静になれないなんてこともありますよね。
そんなときもっとこうすれば良かったと反省することもあるけれど、ネガティブにばかり捉えるのではなく「こんな対応はできた」「今回の経験を活かして次はもっとこうしよう」と次の課題を考えるなどモチベーションを上げるようにしましょう。
反省ばかりしてネガティブになってもモチベーションは下がるばかりです。
「こういうことに気をつけると良かったかもな」「次は気をつけてできるようにしよう」と前向きになるようにリフレーミングしてみましょう。
まずは自分が変わる
視点や思考を変えることは、簡単にできることじゃありませんよね。
自分が難しいことを相手にしてもらうなんて無理があります。相手を変えることは難しいですが、自分自身は自分が意識して続ければ変えることはできます。
わたしは以前まだ指導を始めた頃、感情的なったり、失敗すると落ち込んでいつまでも引きずることがよくありましたが、メンタル的にすごく疲れて自分で自分が嫌になる時期もありました。
今思えば自分のものさしで見過ぎていたし、悪いところばかり見ていたと思います。
「いろんな考え方があるよね」「立場を変えて見てみよう」と自分自身が変わろうと徐々に価値観を変えたことで、新しい発見ができたと考えるようになり心に余裕ができたし、視野が広がってように思います。
すぐには難しいですが徐々に変わってきますし、新しい発見が楽しくなってきますよ。
もし誰かがネガティブな言葉を使ったとしても、ブレずにリフレーミングを使ってポジティブな考え方を持つようにしてください。リフレーミングを続けていると、自分が今まで持っていたマインドが変わってきますし、徐々に徐々に周りも変化してくるはずです。
コーチングでも使える手法なので、後輩や学生指導のときにも取り入れてみると良いかもしれません。
誰かと関わるには必須となるコミュニケーション。いろんな人と円満な関係を築くためにまずは自分から変わってみませんか?
言葉の転換例
いくつか例として言葉を転換してみますね。
- せっかち→素早い、決断力が早い
- のんびり、マイペース→コツコツじっくりやる
- 厳しい→責任感がある、向上心がある
- めんどくさがり→細かいこだわりがない
- 優柔不断→共感性がある
- 落ち着きがない→いろんなことに気がつく、好奇心旺盛
- 頑固→芯がある、意志が強い
- うるさい→活発で元気
- 八方美人→社交的、協調性がある
- 計画性がない→臨機応変にできる
どうですか? 短所になりそうなマイナスなイメージの言葉でもこうしてみると長所になりますよね。
現代はハラスメントという言葉が頻繁に飛び交い、コミュニケーションが本当に難しくなっていますよね。リフレーミングは良好な関係をつくるために注目されています。リフレーミングについてもっとくわしく知りたい場合は、以下の書籍も参考にしてみてください。
まとめ
ネガティブをポジティブに転換するリフレーミングを使ったコミュニケーション方法を解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
コミュニケーションは仕事だけでなく、日常生活でも欠かせませんよね。
人と関わる上で円満な人間関係を築くためには言葉選びや伝え方が大切です。
それぞれ考え方も違うし、経験してきたことも違うから人ぞれぞれいろんな意見があります。みんな違う意見があるからこそコミュニケーションが必要になります。
固定概念を持たずに、いろんな考え方や視点を取り入れてポジティブに変えていきませんか?自分自身も周りもグッと変わるはずです。
ネガティブで心が疲弊してしまわないように柔軟な考え方を持ってポジティブに変えていきましょう。
このブログを運営者
おさちん
看護師経験10年以上。終末期、救急を経験。
勉強嫌いなわたしが学生時代にした勉強方法や実習生活、看護師になって経験したことなど、今まで経験したことが”ちょっと”でも誰かの役に立てたらと思い発信しています。